いよいよ、8月も終了。9月に入りますね。日本では9月といえば「中秋の名月」。いわゆるお月見のイメージがあります。ということで、今回は月に関するワークを紹介しましょう。
セドナは景観を重視するために、夜になると、ほとんどのお店が照明を落とす時間が決まっているほど、日本に比べると夜が暗くなります、それだけに月の姿をはっきりと見ることができるわけです。普段都会にいると、なかなか月の明るさというのを実感することは難しいのですが、大自然に包まれ、なおかつ人工的な明かりが最低限に抑えられているセドナの夜ならば、月が持つ本来の姿を感じ取ることが出来るでしょう。
月は、潮の満ち引きからもわかるように、物理的にも私たちに影響を与えている天体です。人間の身体に、多くの水が含まれていることを考えると、月が精神や肉体に影響を与えるのも当然といえるでしょう。
スピリチュアルな面からすると、月のエネルギーというのは女性的でありながら、満月、新月、満ちる月、欠ける月でそれぞれ役割が変わってきます。最近では新月のお願いなどが流行していますが、基本的に満ちていく時には、エネルギーアップや願望の具現化をするような使い方、欠けていく時には不必要なものを手放す、断捨離的な使い方がオススメです。
日本に居れば、満月や新月などのタイミングにワークをあわせるのは簡単ですが、なかなか手軽に訪れることが難しいセドナですので、前述のようなことを覚えておいて、訪れた時の月の状態にあわせて臨機応変にワークを行いましょう。
セドナという土地のエネルギーが強い場所なのですから、月のワークも外で行うのがベストですが、比較的治安がいいとはいえ、日本のように夜に出歩いていて安全が保証されているような場所ではありませんので、外でワークを行う場合は信頼できるガイドやグループで実行するようにしてください。そういった状況にない場合は、夜になる前に屋外で準備をしておきます。
それでは、いよいよ、ワークをはじめましょう。まずはセドナの大地の波動を感じます。しっかりとグラウンディングをしましょう。尾てい骨の中心から光のラインが伸びて地球の中心に繋がるのをイメージします。
グラウンディングが出来たならば、大地に触れます。直接座ってもいいですし、手のひらを地面につけてみるのもいいでしょう。そうしたら、目をつぶってリラックスします。鼻から息を吸って、口から吐いていきます。リラックスできたら、大地の鼓動を感じましょう。
大地と自分が一体化しているようにイメージします。そうすると、まるで大地が鼓動を刻んでいるように感じるはずです。もしかしたら、光の点滅や一定のリズムを刻む音といった形で受け取るかもしれません。人によって受け取り方はことなりますが、何らかの形で鼓動を感じることが出来ればOKです。
夜間に外に出ることができない場合は、この鼓動やリズムを覚えておきましょう。外でワークを行っている場合は、そのまま次のワークにはいりましょう。月を見上げてそのエネルギーを受け取ります。美しく輝く月の光が降り注いでいるのを感じて、柔らかく優しい光があなたの身体全体を包み込むのをイメージします。
その柔らかい光が大地の鼓動に呼応して、点滅をはじめます。最初はなかなか難しいかもしれませんが、リラックスして大地の鼓動と月の光に意識を集中していると、自然とふたつが融合して同期するはずです。この天地が繋がった感じをしっかりと味わって下さい。その状態を続けて、最後に光を胸の中心に収めるようにして終了してしまってもいいですし、前述のような月の状態にあわせて願望を潜在意識に刻み込むようなワークを行ってもOKです。
非常に効果的で気持ちの良いワークですが、大地の鼓動を感じたり、月と大地の鼓動を同期させるというのは、慣れないとちょっと難しいかもしれませんので、日本である程度練習しておいて、しっかり身につけてからセドナで行うのがいいかもしれません。