ネイティブアメリカンの人々は、9月を「Harvest Moon」と呼んでいました。日本語にすると「収穫月」となります。部族によって「ものみな熟れる月」「トウモロコシ月」「大きい収穫月」など表現はかわりますが、基本的に収穫と結びついていることが多いのです。ちなみに、セドナの近くに居住しているホピ族は「ナサンムヤ」、「たくさんの収穫月」と呼んでいます。
9月が収穫の月というのは、日本でも同じです。中秋の名月、すなわち十五夜は月をみるだけでなく、収穫物への感謝を月に捧げるという意味合いもありました。収穫するものは、トウモロコシとお米という違いはあっても、日本とセドナで同じように収穫のエネルギーが満ちている時期なのです。
ちなみに、9月全体をHarvest Moonということもありますが、9月の満月を指すこともあります。これは、日本では1年の中で最も美しいとされている十五夜と同じように、明るく輝く9月の月が、夜間の収穫を助けてくれるために名付けられたといわれています。
セドナというエネルギーが強い土地に、収穫月、すなわち豊かさのエネルギーが満ちているのが9月です。その中でも、最も力が溢れているのはやはり満月の日でしょう。日本時間では9月16日が満月となりますので、セドナでもその前後は美しい月が見えるはずです。今回は、そんな満月とセドナの大地にあふれたエネルギーを使って、豊かさを受け取るワークを紹介しましょう。
コインイメージ
用意するものは「銀色の硬貨」。日本の円の場合、「1円」「50円」「100円」「500円」が該当します。ただ、1円はちょっと輝きが鈍いので、出来れば使わない方がいいでしょう。アメリカの硬貨でも銀色ならばOKです。よりこだわりたければ、銀が本当に含まれていた古い時代の1ドル硬貨を手に入れるというのもありです。
銀という金属や色は、月のエネルギーと高い親和性を持っていますので、そのエネルギーを取り込むために、銀色をした硬貨はぴったりなのです。ただし、硬貨は多くの人の手にわたっているものですので、ワークを行う前にしっかりと浄化しておきましょう。
浄化の方法は多種多様ですが、「流水にしばらく晒しておく」というのが簡単です。セドナの清浄でエネルギーにあふれた小川などで行うと浄化も早いでしょう。旅行先の部屋の浄化用にセージや、浄化スプレーなどを持ち歩いているという方は、そのようなアイテムを使用していただいても問題ありません。硬貨が浄化できたならば満月の夜を待ちます。
月が空に昇ったのを確かめて、硬貨を持って外に出ます。夜間にあまり外に出ると危険な地域もありますので、ホテルの庭など安全な場所をチョイスしてください。そうしたら、目をつぶって鼻から息を吸ってゆっくりと口から息を吐きます。
何度かゆっくりと呼吸をしてリラックスしたならば、まずは尾てい骨から光のコードが伸びて地球の中心にしっかりと結びつくのをイメージします。いわゆるグラウンディングです。グラウンディングがしっかりと出来たら目を開けましょう。
セドナイメージ
美しい月を見上げます。そうして、月の光が頭のてっぺんに降り注いでいるのを感じて下さい。しっかりとイメージ出来たら、次に、グラウンディングコードを通してセドナの大地のエネルギーが身体を登ってくるのをイメージします。
月から降ってきたエネルギーは頭頂を通って、みぞおちのあたりで、グラウンディングコードを通して登ってきた大地のエネルギーと出会います。その2つのエネルギーが融合して、みぞおちから腕を通って、握っている硬貨に流れ込むのをイメージしましょう。充分にエネルギーが流れ込んだら終了です。
可能ならば、室内の窓際など月明かりが届く場所に硬貨を一晩おいておくとベストです。ワークによってチャージされた豊かさのエネルギーが、月の光によってよりしっかりと定着してくれます。
この硬貨は豊かさを引き寄せてくれるものですので、お財布の中に入れておきましょう。支払いの時などに使ってしまわないように気をつけて下さい。お守り袋などでにいれておいてもいいですが、お財布に入れたほうがより、金運を引き寄せてくれます。
満月の時期はすぐなので、なかなか実行するのは難しいかもしれませんが、セドナをすでに訪れているという方、ちょうど、満月の時期にセドナにいく予定があるという方は、是非ともチャレンジしてみて下さいね。