いよいよ9月も終わります。10月のセドナは平均最高気温もぐっと下がり、日中でもかなり過ごしやすくなります。そこで、暑い時期にはなかなか出来ないワークを紹介しましょう。ここ最近は、瞑想的なワークが多かったのですが、今回は身体を使って行うものとなります。その方法はとても簡単「ただ歩くだけ」。
歩くというのは、私たち人間にとって基本となる動作のひとつですが、それだけにちょっとしたポイントに気をつけることで、きちんとしたエネルギーワークにすることも可能です。
まずは、歩くときの姿勢に注意しましょう。地面ばかりみて前屈みになって、猫背にならないようにしましょう。イメージとしては頭から糸が伸びていて、空から吊されている感じです。背筋は伸びているのですが、無理に力を入れるのではなく、力が抜けた状態で背筋を伸ばしましょう。最初にうちはなかなか難しいかもしれませんので、猫背にならないように注意して、リラックスすることを心がければOKです。
その状態で歩いてみましょう。セドナはエネルギーの強い土地ですので、どこを歩いても大丈夫ですが、ヴォルテックスをしっかりと歩いてみると、よりエネルギーを体感出来ることでしょう。
このとき、歩きながらしっかりと足の裏に意識を向けましょう。地面を踏みしめる足を感じます。そして、足の裏にある地面から返ってくる反動、そしてエネルギーを感じてください。エネルギーを感じるのはちょっと難しいかもしれませんが、要するに漫然と足を踏み出すのではなく、「自分が今、大地を踏みしめてすすんでいる」ということを意識してみてください。
そうやって、歩いていると、いつの間にか変性意識のような状態に入ることがあります。歩くことでこのような状況に入ることを「歩禅」などと呼ぶ人もいますが、歩くという行為に集中するといつしか頭の中が空っぽになるのは、体験したこともあるのではないでしょうか? 散歩をしながら考え事をしたり、気分転換をするというのは、この方法を活用しているわけです。
変性意識状態のときに、身体は必要なエネルギーを自然と取り入れています。足と大地に集中しているわけですから、セドナの持つ強力なエネルギーがどんどんと流れ込んできます。これは実感しにくいかもしれませんが、人によっては瞑想をするよりもパワフルにエネルギーを感じることもあります。
セドナの風景はとても美しいので、それに気を取られずにひたすら歩くというのは難しいかもしれませんが、ある程度長い距離をハイキングすることも可能ですので、トレッキングコースをチョイスするなどして、歩く時間を確保できたならば是非このワークを実践して、身体を動かしながらエネルギーを取り入れてみてくださいね。