セドナのヴォルテックスといえば、いわゆる「4大ヴォルテックス」が有名です。一般的にヴォルテックスといえば、この4つを指すほどですが、実は、他にもヴォルテックスはいくつも存在しています。
今回紹介するのは、そんなあまり知られていないヴォルテックスのひとつ。そのヴォルテックスの名前は「カウパイ」。直訳すると「牛の糞」という、ちょっと幻滅しそうな名前がついています。これは、岩の形が牛の糞のように見えることからつけられたものですが、ネイティブアメリカンの間では、古の時代から神聖な場所とされてきました。
こちらは、その名称故か、観光コースからは離れているのですが、ネイティブアメリカンの人々が大切にしている精霊「カチーナ」が住んでいるといわれています。観光スポットではないだけに、こちらで儀式を行う人も多く、地水火風のエネルギーを取り込むポイントでもあります。
今回は、そんな精霊が住むヴォルテックスで、ちょっと変わったワークを行ってみましょう。それは精霊の姿を撮影するというもの。精霊は恥ずかしがり屋ですし、邪心を持った人の前には出てきませんので、色々と準備が必要です。
まずカメラは、今時はなかなか手に入れられなくなってしまっていますが、デジカメよりもアナログのカメラを使いましょう。使い捨てカメラなどでもOKです。どうしても無理な場合はデジカメでもOKですが、スマートフォンやタブレットなど強い電波を発する上に、シャッター音が鳴るものを使うのはやめましょう。
カメラを用意したらカウパイへと向かいます。カウパイには、岩を並べて作られた円がいくつか存在しています。誰が作ったのかは定かではありませんが、エネルギーを強く感じることが出来るスポットとなっています。そんな円を見つけたら、時計回りに3回そこをまわります。このときに、円の中にエネルギーの渦、すなわちヴォルテックスが吹き上がっているのをイメージしましょう。
イメージ出来たならば、円の中心に座って、そのエネルギーをしっかりと感じます。まずは目を閉じてしっかりとエネルギーを感じましょう。とても力強いカウパイのエネルギーを充分に感じたら次に、ゆっくりと深呼吸をして、精神を鎮めます。心がしっかりと落ち着いたのを確認したら、精霊へと姿を見せてくれるように呼びかけましょう。驚かさないように優しく、丁寧に声をかけます。実際に声を出さずに心の中で唱えればOKです。
そうしたら、目を開けて、カメラを取り出して用意します。落ち着いた精神で直感を受け取って下さい。何かを感じたらそちらを向いてシャッターを切ります。フラッシュを焚いたり、デジカメの場合は撮影音がでないようにして、あくまでも静かに撮影しましょう。
円の中から出て、ゆっくりとカウパイを歩き回りながら、気になったところを撮影してみて下さい。うまく願いが届いていれば、写真に何か変わった物が写っているはずです。ちゃんと撮影出来ていれば、とてもエキサイティングな体験となるはずですので、チャレンジしてみて下さいね。